パリを訪れるなら必見のルーヴル美術館。
世界三大美術館のひとつとされ、世界中の旅行者を魅了しています。
そのため、入館に長蛇の列ができていることも…。
事前に準備をしておくことで、スムーズな旅を楽しんでください!
この記事でわかること
- ルーヴル美術館の見どころ
- 基本情報(アクセス、開館時間、入館料など)
- 訪問時の注意点や準備しておくこと
ルーヴル美術館について
パリの中心部に位置し、有名な絵画や芸術作品を数多く所有するルーヴル美術館ですが、もともとは”ルーヴル宮殿(Palais du Louvre)”として使われていた王宮。
中世に建築され、ルイ14世がヴェルサイユ宮殿に遷宮するまで、歴代フランス王宮としての役割を果たし、王宮が移ってからも政庁として使用されていました。
建物の構成
総面積6万600㎡と、じっくり鑑賞したら1日で回りきれないほど巨大な美術館は、以下の3つの主要な翼で構成されています。
- リシュリュー翼(Aile Richelieu)
- ドノン翼(Aile Denon)
- シュリー翼(Aile Sully)
それぞれ地下2階から地上3階まであり、世界中の様々な時代や文化の作品を楽しむことができます。
コレクション
35,000点以上のコレクションが、以下の8つの部門に分類して展示されています。
- 古代エジプト美術:『書記座像』『タニスの大スフィンクス』など
- 古代オリエント美術:『有翼人面牡牛像』など
- 古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術:『サモトラケのニケ』『ミロのヴィーナス』など
- イスラム美術:『サン・ルイの洗礼盤』『シャー・ナーメ』など
- アフリカ・アジア・オセアニア・アメリカ美術
- 絵画:13世紀から1850年頃までの作品
- 彫刻:1850年以前の彫刻
- 工芸品・室内装飾:ステンドグラスや王冠、など

ルーヴル美術館の見どころ
数えきれないほどの素晴らしい作品がありますが、特に有名な作品をいくつか紹介します。
作品について詳しく知りたい人は、ガイドツアーやオーディオガイドを利用するのもおすすめです。
絵画
日本でも有名な『モナ・リザ』をはじめ、一度は目にしたことがある絵画を実際に見ることができます。
モナ・リザ

原題(仏語):La Joconde
作者:レオナルド・ダ・ヴィンチ
製作年:1503〜1519年頃
日本では「モナ・リザ」として知られていますが、フランスでは原題の「ラ・ジョコンド」と呼ばれています!
聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ(美しき女庭師)

原題(仏語):La Vierge à l’Enfant avec le petit saint Jean Baptiste : La Belle Jardinière
作者:ラファエロ・サンティ
制作年:1507〜1508年
民衆を導く自由の女神

原題(仏語):La Liberté guidant le peuple
作者:ウジェーヌ・ドラクロワ
制作年:1830年
彫刻
古代から19世紀に至るまでの優れた彫刻作品が数多く展示されています。
ミロのヴィーナス

原題(仏語):La Vénus de Milo
作者:不明(古代ギリシャ)
制作年:紀元前130〜100年頃
エーゲ海のミロス島で発見された女神アフロディーテの像。
サモトラケのニケ

原題(仏語):La Victoire de Samothrace
作者:不明(古代ギリシャ)
制作年:紀元前190年頃
勝利の女神ニケを象ったダイナミックな彫刻で、ルーヴル美術館の象徴的存在のひとつです。
ルーヴル美術館の基本情報
スムーズな旅のために、ルーヴル美術館へのアクセスや開館時間、アクセスなどを、事前に確認しておきましょう。
▼公式HPで最新情報をチェック!
https://www.louvre.fr/en
アクセス
近くに地下鉄の駅やバスの停留所があるので、交通機関を使ってアクセスできます。
メトロ(地下鉄)
1・7号線:パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル駅(Palais Royal - Musée du Louvre)から、徒歩すぐ
14号線:ピラミッド駅(Pyramides)から、徒歩約6分
バス
21・69・72番:パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル(Palais Royal-Musée du Louvre)から、徒歩約1分
27・39・68・95番:ルーヴル美術館(Musée du Louvre)から、徒歩すぐ
67・74・85番 :ルーヴル・リヴォリ(Louvre-Rivoli)から、徒歩約1分
開館時間
9:00〜18:00
※水曜・金曜は21:00まで開館
※入館は、閉館の1時間前まで
休館日
火曜日、1/1、5/1、12/25
入館料
大人:22€
18歳以下:無料
オーディオガイド(日本語対応):6€
★パリミュージアムパス利用可
お得な年間チケットも!
ルーヴル美術館のメンバーシップ【Ami du Louvre】に加入し、年間チケットを買うと、1年間いつでも入館できる他、優先入場や割引などの特典があります。
特に25歳以下は、通常の入管料金よりも安く入れるのでお得!
*年間チケットの料金*
25歳以下:15€
26〜29歳:35€
一般:80€
所要時間
約2時間〜
見どころの作品だけ、早足で回っても2時間はかかります…!
じっくり見たい方は、丸一日かけて鑑賞するのがおすすめです。
ルーヴル美術館の訪問時のポイント
世界中から旅行者が訪れ、常に混雑しているルーヴル美術館。
事前にチケットを購入し、鑑賞したい作品やルートを確認しておくことで、スムーズに楽しむことができます!
チケットは事前購入がおすすめ!
当日券の購入も可能ですが、日程や時間帯によっては予約者しか入館できないことがあるので、事前予約のチケットを買っておきましょう。
事前に購入することで、入館の待ち時間も短縮することができます。
2025年の夏のバカンス期間は、予約必須なので注意が必要です!
入口を確認しておく!
ルーヴル美術館の入口は複数あるので、事前にどこから入館するか確認しておきましょう。
入口でセキュリティチェックを受けてから、事前予約チケット保有者と当日券購入者の列に分かれます。
ガラスのピラミッド(Pyramide du Louvre)
ルーヴル宮殿の真ん中にあるガラスのピラミッドから入場する、メインの入口。
多くの訪問者がここから入ります。当日券を買いたい場合は、ここで。

カルーセル・デュ・ルーヴル(Carrousel du Louvre)
リボリ通り(Rue de Rivoli)沿いの入口。
事前予約チケットを持っている人は、ここから入るのが混雑を避けられておすすめ。

以下の入口は、団体や特別会員のみ通れたり、閉まっていたりするので、注意です。
パサージュ・リシュリュー(Passage Richelieu)
ポルト・デ・リオン(Porte des Lions)
カフェやミュージアムショップを確認!
長時間歩き回って見学していると、お腹が空いてくるもの。
カフェやレストラン確認しておき、途中で休憩をしながら鑑賞することで、快適に過ごせます。
カフェ・レストラン
■La Boulangerie du Louvre
場所:地下2階 ピラミッド下
営業時間:9:00〜18:00 ※金曜日は20:30まで
■Café Pyramides
場所:地下2階 ピラミッド下
営業時間:9:30〜17:30
■Le Comptoir du Louvre
場所:地下1階 リシュリュー翼とドノン翼の間
営業時間:9:00〜18:00 ※金曜日は19:30まで
■Starbucks
場所:地下1階 ピラミッド下リシュリュー翼側
営業時間:9:00〜18:00 ※金曜日は19:30まで
■GOGUETTE
場所:地下1階 ピラミッド下リシュリュー翼側
営業時間:11:00〜17:00
■Le Café Mollien
場所:1階 ドノン翼
営業時間:9:45〜16:45 ※金曜日は19:45まで
■Café Richelieu / Angelina
場所:1階 リシュリュー翼
営業時間:10:00〜16:45 ※金曜日は18:30まで
まとめ
パリを訪れる際には必見のルーヴル美術館。
事前に計画を立てておき、公式サイトやこの記事で紹介した情報を活用して、パリの美術館巡りを存分に楽しんでください!
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